美味しさへのこだわり
A craftsman's work
美味しい土佐文旦(トサブンタン)を作るためにこんなことをしています。
土佐文旦(トサブンタン)の美味しさは木が感じるストレスがそのまま味になります。木のストレスとは、夏の暑さや乾燥です。暑いからといって日よけをしたり、水をやったりして、あまやかしては美味しくなりません。そのためストレスに負けない強く健康な木の状態を保つことが美味しい果を作る秘訣です。
ちょっとした知恵
〇正しい切り方
✖ダメな切り方
果同士がケンカし、キズつけたりして腐るのを防ぐために、ヘタは短く切ります。
ほんと、ちょっとしたことなのですが、短く切っているのと切っていないのでは全く違ってきます。
健康な木の状態を保つために必要な作業とは?
(こだわりはたくさんありますが、企業秘密なので公開できる部分を載せています。)
剪定をして常に日当たりを良くする
剪定をする事によって、果実に光が届きます。日なたの果実のほうが糖度が増しておいしいです。
有機質肥料を使用する
有機質肥料を使用すると果実にコクがでます。(有機質とは天然物で、動物性・植物性があります)
摘果(よい果実を得たり、枝を保護するために、余分な果実をつみ取ること)
摘果の割合は、木の状態によって違いますが、理想とされるのは100枚の葉に対して1個の果実を作ることです。
(木の状態:果樹にはたくさん実をつける表年とあまり実をつけない裏年があり、表年にはたくさんの摘果をし、裏年はその逆になります。表年と裏年が1年おきにくることによって、収量のバランスが悪くなります。一定量のバランスを保つためには剪定をしなければなりません。このように剪定作業は、一定の収量と果実の品質を守る上で、特に重要な作業といえます。)
年に4回ほど草刈りをする
草刈は、雑草の成長の早い暖かい時期4月、6月、8月、10月の4回です。その年の天気などによって多少時期がずれます。
つねに細かい部分にも注意をはらって世話をしています。木の健康状態を最高にもって行く様、手間暇かけてかけて作った、愛情たっぷりの土佐文旦(トサブンタン)を是非ご賞味下さい。